魔武器と守護獣

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炎が渦を巻き上げ、火花を散らせる。 近くに居た三人には、火花が当たる様子もない。 キラとルミは炎の渦をしっかりと、見ているのか気付いてる様子もなかった。 炎の渦を受け止めていたのはレンによる何らかの魔法によってだ。 それを気付くことができるのはこの学園に一人いるかいないかになる。 それほど微細な調整がいるのだろう。 (そろそろかなぁ~) 炎の激しさが弱まり始まってきた。 そして……穴の中に消えるように炎の渦は消えた。 出てきたのは、二振りの刀を持って現れたカイン。 「できたぜ!!」 「うわぁぁっ~!!凄い。これなんですか?炎の剣?」 最初に寄っていくのが何もかも興味をもつルミ。 はぁ……僕もこの性格にはついていけそうにないと、心の中で思ってしまう。 「これはな……『炎劉剣』って言って、周囲の空気を炎に変えて使う……』 一人で自分の武器を語るカイン。 「次はレンの番だな?」 「そうですね。次はレンレンの番です」 「楽しみだな。レンの武器は……可愛いかったりして……」 それから禁的を狙われたことは説明しなくてもわかる。 そして………レンは石に魔力を込め始める(まぁあれをやるか…『………扉』……)小さく呪文を唱え、光が一瞬に広がり……武器が……… 瞬間的に作られる。 「「えぇぇ!!」」
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