魔武器と守護獣2

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光が漏れ出す。 それは、キラごとを吸い込む。 くっ…… 目が見えない 風が、肌に当たる。俺と同じ風属性か? それにしてもこの風は、痛々しさが伝わってくる。 「我を喚ぶものよ。我は、貴様との契約をしないとする。」 目の前にあるのは、風が形を為している、物体?? 「我は姿を、完璧に為さない。そう…我の実体は、契約したときのみ現れる。」 俺と契約しないとこいつの力は、現れないってことか…… 戦うしかないのか?? 「我と戦って貰おう。」 「いいけど……俺が勝てば契約をしてくれるんだな?」 「出来たらな……」 風が舞う。 「っく………」 上に、飛び上がる。風が通り過ぎ、地面に爪痕が残る。 威力は、すごいなぁ…おい。 こいつの風を受け止めるか…… 風の刃が、向かってくる。 右手に、さっき作り出した、魔武器を取り出す。 鎌を、風に当てる。 防ぐ。 「まさか……我の風を防ぐとはな、だが……これはどうかな」 『我風を従う。』 「サイクロン」 風が優雅に舞う。だんだんと、力を増し、力強く風が回る。 やばぁ!? これやばくないか
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