始まり

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6年後…… 一人の少年が、歩く。 「こんな雑魚には、興味ない」 『ホーリクロス』 少年の目の前に居た、魔物は全て光の十字架のような物に張り付けにされ浄化されていく。 「雑魚だな……」 『転移』 その場から光となりて消えていく。 現れた場所は、人々が賑わう場所。 少年は、人々が発している言葉など耳には入らないかのようにカウンターへ向かう。 「どうしましたか?」 女性が話す。 「いや依頼が終わったから……」 それからさっきまでの魔物を退治したことを知らせると報酬を貰い受け、カウンターを後にする。 (レン……聴こえるか?) 頭の中に音が過る。 自分の名前を呼ぶ。自分の名前はだれが付けたのかはしらない。 だが目覚めた時に過ったのがこの名前だった。 (何だ?アイク) (声も変わらず可愛いな) (何?いきなり変態発言してるの?) このアイクと言われる人は、僕を見付けてくれた一人。 このアイクが言うように僕は声が女性っぽく聞こえるようだ。 顔は普通の男より、可愛い顔になっている。 黄色い髪が揺れて爽やかな感じだ。 (変態でも良いんだよ。レン今からギルドマスター室へ来てくれないか?) (僕にしか出来ないことでも有るのか?) (そうだ!レンにしか出来ないことだ) 強い魔物でも出たか? いや新しい遺跡が現れたのか? 何も解らないが、一先ず行くことにした。
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