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桜の木から花弁が舞い降りる。
足の下をみればそこには花弁がある。
そして……レンは目の前にある建物をみる。
あいつのせいで、学園に行くことになった。
あの……変態さえいなければ……
数日前に……
あの一言を聞かなければ……
「学園に行ってくれないか?」
「………………………え?」
こいつ何を言ってるんだ。
僕を学園に?
あんな人ばかりがいる処に行けるわけないだろうが。
学園って同じ制服も着なくちゃいけないしよ。
そんな処いくかよっ!!
「きゃ「これはギルド会議で決まったことなんだ」
却下と、言おうとすればこのアイク(変態)は言わせなかった。
変態しか取り柄がないくせに。
こいつ……
「怒るなよ。レン。これはギルド最高会議の審議まで言ったことなんだ。これで決まったら……逆らえない」
変態が……
かくかくしかじかで
今現在学園の入り口にいる。
「ギルドマスター達に訴えてやろうかと思うぐらい、この学園は苦手だっつうのに、あいつら見てろよ!!」
遠くから見てもわかるようにレンの周りの空気が歪んでいるように見え、殺気をあらわにしてる。
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