出会いは偶然に

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「そうだと、いいんだけど、ね」 長い長い沈黙 気付いたらもう 私の家の前で、 「あ、私の家ここだから」 「そっか、せっかく仲良くなれたんだしまたみんなで話そうな!」 「うん!今日はありがとう」 「じゃあ、また明日ね」 「またね」 私は志村くんが 背中を向けて歩き出すと 振っていた手を 胸の前でぎゅっと強く握った (どうしよう、) (どうしよう) .
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