物語の始まり

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紫は防ぐ事も出来ず、 吹き飛ばされる。 紫は体勢を 立て直そうとするも、 ダメージが大きく 体が動かせない。 紫も崖に激突してしまった。 さらには、 巨大なクレーター までも出来ていた。 『クッ…すごい力…』 紫は吐血しながらも、 すでに紫の目の前にいた 高臣を見る。 『これで終わりだ…』 高臣の手には 先ほどの黒刀を 握っていた。 その黒刀にも 焔が纏われていく。 『………』 紫はダメージが酷く、 そこから動くことが出来ない。 『零型…焔居あ…い…』 高臣は刀を構えず 倒れてしまった。 彼の体に纏っいた 焔も消えている。 『…………な…に?』 紫も高臣になにが 起きたかわからずにいた。 そのうち、紫も地面に落ちた。 『いたた……』 紫はゆっくり体を 起こして倒れた 高臣を見る。 『…とりあえず… 彼でよかったみたい… ガハッ…』 紫はまた吐血した。 腹部を見てみると 皮膚が火傷していた。 『このままじゃ… 2人とも…危な…い…』 紫は力を振り絞り 高臣の体をスキマに入れた。 そして、自身もスキマに 消えた。
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