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目を覚まして起き上がると
朧気な記憶を手繰り寄せ
昨日のことを思い出す
日も昇らない明け方…
静けさと寒さに孤独感を感じ
思わず身を震わせた
耳を澄ませても何も聞こえない
世界に自分だけ取り残された
そんな気がして酷く悲しくなった
誰かの温もりを探すように
毛布に身を包めばほっとする
孤独をかき消そうと
近くのテレビに手を伸ばす
どのチャンネルにしても
やっているのは暗いニュースばかり
それを他人事のように
聞いている自分がどこかにいた
同じ場所にいるのにどこか
現実味のない話に
興味を示すこともなく
結局ただのノイズに聞こえる
…朝は嫌いだ
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