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勇は土下座などしたことがなかった。
しかし、今回は躊躇なく、頭を地面につけた。
「お願いします。俺のGT-Rをもっと速くしてください!」
速水はタバコに火をつけて、少しにやけた。
「造る分にはかまわねー……が、命は保証できねえ」
「なんだと?」
「あの白い疾風……俺の最高傑作だ。それ故、乗り手の実力が足りなければ死に直結する……あのGT-Rの乗り手が異常なんだ」
それでも、速く走りたい。
あの白いGT-Rの先を走って行きたい……!
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