魔術師の行く先
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「てかお前テレビも知らないのかよ。一体どんな場所に住んでんだよ」 まるで五世代くらい前の人間と話している様で、御堂は自然と頭が痛くなってくる。 ミリィの体調はすっかり良くなり、起き上がってからはずっとこのような質問の嵐を受け答えている。 「わたしはね、ちょっと小さな村に住んでたんだよ」 「村?ってことは都市からはかなり離れてるな。まぁ交通機関を利用すれば大丈夫か」
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