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椎名と美里が言い合いしている所に、何ともKYな声が聞こえて来た。
二人ともすぐにそちらを見た。
声の主は、パタパタとこちらに向かって走って来た。
美里「末流!美津も一緒じゃん!」
そう、やって来たのは、生徒会副会長に就任した末流と、会長に就任した美津だった。
この二人は美里の幼馴染で、美里を男子校に入れた張本人達である。
椎名「へぇー…お前、美里って言うんだ?ま、これからよろしくな?どうも、クラスは同じみたいだし?」
いきなり美里の頭の上に重みがかかったと思うと、椎名の爆弾発言が聞こえた。
美里「は?!嘘!同クラ…?!」
美里は自分のクラスを確認する為、苦労して一番前に行った。
そして、自分の名前を確認し、奴の名前を確認しようとした時。
美里(ちょ…あたし奴の名前知らないし…)
後ろに戻ろうと振り返ると、そこには椎名の顔が…。
美里「うぎゃあ!!」
椎名「名前聞いてないかと思ってな。俺様がわざわざ来てやったんだ。感謝しろ」
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