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「…なんだ今のは?」
迅は何の変化もない感覚を不思議がる
「時が来れば分かるさ…
それから、君の属性のことはあまり自分から公に話さないようにした方がいい。まぁ、君には意味のない忠告だがね…」
男は軽く笑い迅を見る
「さぁ、仲間が待ってるぞ?君もこの扉から向こうの世界に行くと良い」
「あぁ…またどこかで」
迅は扉に向かって歩き出し
静かに光に包まれながら消えていった
「『またどこかで』…か。早速効果が出てきたみたいじゃないか…」
男は小さく笑い扉を消した
「頼むぞ選ばれし4人。
特に迅、お前は歴史上1人しかいなかった属性[虹属性]の使い手だ。お前の運命の歯車が狂わない事を願っているよ」
男は独り言と共に消え
辺りはいつも通りの光景へと戻った…
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