二日目:違和感

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-路地- アイリス 「…………」 アイリスN 「あれから、ケヴィンに付き合わされて 食うは飲むわでいつの間にか朝の五時を回っていて…」 ケヴィン 「そうブスくれるなって~」 アイリス 「あれだけ飲んで何故そこまで元気があるのか私には理解できない…」 ケヴィン 「あんなん飲んだ内に入らねぇって!」 アイリス 「そう… ……ここまででいいわ 送ってくれて、一応ありがとう」 ケヴィン 「一応は余分だろ?」 アイリス 「じゃあ、おやすみなさい」 ケヴィン 「はいよ~」 -MCアイリスの部屋- アイリス 「うぅ… 気持ち悪い…」 アイリスN 「ケヴィンと分かれ、ほとんど足に導かれるままに部屋に戻ると、ノブを捻り、体重に任せるようにドアを開く」 アイリス 「えっ?」 アイリスN 「私は目を見開いた 酔っていたせいで、彼の存在が頭から離れていたこともあった いや、何よりもまさか…」 アイリス 「まさか待っていてくれてたなんて…」 カノン 「すー…すー…」 アイリスM 「なんだか、悪い事をしてしまったような…」 カノン 「……ん…」 アイリス 「あ…、えっと…」 カノン 「あ~… アイリスさん…、お帰りなさい…」 アイリスN 「そう目を擦りながら微笑むカノンは…やはり天使のように美しくて…なんだか胸が締め付けられるような想いがした」 アイリス 「た…ただいまっ」 アイリスN 「私は、精一杯取り繕った笑顔で微笑み返す… 心の中で、小さく疑問を抱きながら」 アイリスM 「何故、この子はこんなにも魅力的なのか… 何故、この子にふれる度に私の心は締め付けられるように疼くのか… これは本当に ただこの子が美しいからという理由でだけなのだろうか…」 アイリスN 「小さな罪悪感の中から生まれた、小さな疑問 私は知りもしなかった この答えに、予想にもしない、大きな秘密が隠されている事を…」
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