ようこそ桜花学園へ

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ピピピ、ピピピ、ピピピ 目覚ましのアラームが鳴る。 「…あ、学校…」 僕は起きて制服に着替えてリビング に向かった。 「母さん、朝ご飯…」 『おはよう深月。あら?深月その格好…』 「え?どこか変?」 『ふふ。深月ったら…今日から桜花学園に行くのでしょ?制服はこっちよ』 そう言って母さんは新しい制服を渡してくれた。 『さっき宅配で届いたのよ。ほら早く着替えた着替えた』 「う、うん」 僕はまた部屋に戻り着替えた。前の学校が学ランだったのに対し、桜花学園のはブレザーだ。いや、ブレザーというより、 「なんか本格的なスーツなんだけど…」 そう、良くボディーガードだとかが着ているような黒いスーツなのだ。
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