E･S･P

ようこそ桜花学園へ

そしてまた自分の部屋。
なんか行ったり来たりせわしないな…

現在10時ちょっと前。
しかし、迎えってどうやってくるのかな？

そして10時ちょうど。

「10時だ…え？わわっ!!」

いきなり僕のまわりに女の人が現れた。

『…七瀬深月さんに間違いないですか？』

「は、はい」

僕は若干驚きながら返事した。

『私達は桜花学園からあなたを迎えに来ました。さあ、行きましょう』

そう言うと一人の女の人が僕と手をつないだ。