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「七瀬君。そんな堅くならなくて良い。楽にしていて」
「…は、はい…」
「…そこ座って」
校長先生は近くのソファーを指す。
「…し、失礼します」
僕はソファーに座った。
「ふむ…話と言うのはな、七瀬君。君には…転校してもらわないといけないのだよ」
へ?
「…ま、また急ですね」
「うむ。急ですまないが向こうの理事長さんがどうしてもと言うのでな。これがその学校から君宛の手紙だ」
そう言うと校長先生はスーツの内ポケットから手紙をだし、僕に渡した。
「…読んでも良いですか?」
「ああ、かまわんよ」
僕は封を切り、中の手紙を読んだ。
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