きっかけは(フ○テレビではありません)

4/7
前へ
/225ページ
次へ
「七瀬君。そんな堅くならなくて良い。楽にしていて」 「…は、はい…」 「…そこ座って」 校長先生は近くのソファーを指す。 「…し、失礼します」 僕はソファーに座った。 「ふむ…話と言うのはな、七瀬君。君には…転校してもらわないといけないのだよ」 へ? 「…ま、また急ですね」 「うむ。急ですまないが向こうの理事長さんがどうしてもと言うのでな。これがその学校から君宛の手紙だ」 そう言うと校長先生はスーツの内ポケットから手紙をだし、僕に渡した。 「…読んでも良いですか?」 「ああ、かまわんよ」 僕は封を切り、中の手紙を読んだ。
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加