ようこそ桜花学園へ

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「ただいま~」 家に帰りそう言う。 『お兄ちゃん。お帰り~』 『お帰り深月。あら?何かあった?』 僕の妹(祐美)と母さんが声を返してくれた。 祐美はリビングのソファーに座り本を読んでいて母さんは夕ご飯の用意をしている。 「うん…母さんちょっと話したいことが有るんだけど、良いかな?」 母さんは火を止めて、リビングの椅子に座った。 『ふふ、どうしたの?』 「実は僕、転校することになったのだけど…」 『あら、その事だったの?ちゃんと校長先生から聞いてるわよ』 『お兄ちゃんどこに転校するの?』 「その…桜花学園ってとこなんだけど…」
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