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「………………」
「………………」
「……………はぁあ~~~~っ!!!??」
「ちょっと声でかすぎ!!っ」
「でも…っ……斗内ってあの斗内先輩……っ!!?欄藤学園の王子、斗内淳先輩っ……!??」
こくりと頷く私。
ののは驚き戸惑っていた。
「なぁ~にそれ!?あたしを差し置いて何やってんのよぉおっ~~!!!」
「あ…、あたしだって好きで見られた訳じゃないんだからっ!!それに初めて見られたんだよ!?男の人に……っ!!」
両手で握りこぶしを作ってののに訴える。
「尚更いいじゃない!!………あぁっ……あたしも無理やりここに来るべきだった……!!!」
頭を抱えてしゃがみこむのの。
「大げさだよ………」
私がそう言ったとたんののはピクッと反応して怒りっぽい声で私に剣幕してきた。
「…………大げさだって!?何言ってんのよ!!」
「だって………恋愛対象でもないのに………」
ののは立ち上がり静かに私に言ってきた。
「……恋愛対象だよ。」
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