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五時限は 僕のクラスの授業だった。
風見は よく 授業をサボっていたが、
何故が その日は 早々と席に着いている。しかも 確か一番後ろだったはずなのに、一番前に陣取っていた。
「あれ?風見、席 違うだろ?」
「俺、目が悪いから… 前の奴と変わった」
風見は ちょっとニヤニヤしながら 僕を見ている。
…おかしな奴… 授業なんかどうでもいいくせに…
「ふぅん… まあ いっか。じゃ 授業始めます」
僕は テキストを開いて 授業を始めた。
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