すれ違う気持ち

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また 週末が来て、拓海が僕のマンションにやって来た。 もうすっかり 風邪も治ったと聞き 安心した。 久しぶりの二人の時間… なんだか少しドキドキした。 「伸ちゃん… 逢いたかった…」 優しく 抱き寄せられて 心が緩やかにほどけていく… 「拓海…」 僕も 拓海を抱きかえした。 そっと 唇を寄せる…。 …愛してる… やっぱり拓海しかいない… 少しだけ 風見の顔が浮かんで消えた…。
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