すれ違う気持ち

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「拓海… これは 後ろ向きの別れじゃないから。な? 前向きに 相手の大切さを判る為に… 「そんな 理屈 判んないよ!!」 「拓海…」 「嫌ったら 嫌だっ!! ぜってー 離れてやんないっ! どうしても 別れるって言うなら 俺 ストーカーに なって 伸ちゃんに付きまとってやる!」 「ば、バカ… 何 言って… 「伸ちゃん… 俺 ほんとバカだし、金も無いし… ガサツで 優しくないし… そりゃ 風見に 負けてるの 判ってる、判ってるけど… 伸ちゃんを愛してる気持ちは 誰にも負けない! ずーっと一生 伸ちゃんを守る。 何があっても ずっと!」 拓海は 僕に 近づき、グッと 抱き寄せた。 「俺、ダメなんだ…伸ちゃんが居ないと生きていけない…」 「拓海…」 拓海の気持ちが どんどん心に染み込んできた…。
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