264人が本棚に入れています
本棚に追加
「拓海… これは 後ろ向きの別れじゃないから。な? 前向きに 相手の大切さを判る為に…
「そんな 理屈 判んないよ!!」
「拓海…」
「嫌ったら 嫌だっ!! ぜってー 離れてやんないっ! どうしても 別れるって言うなら 俺 ストーカーに なって 伸ちゃんに付きまとってやる!」
「ば、バカ… 何 言って…
「伸ちゃん… 俺 ほんとバカだし、金も無いし… ガサツで 優しくないし… そりゃ 風見に 負けてるの 判ってる、判ってるけど…
伸ちゃんを愛してる気持ちは 誰にも負けない! ずーっと一生 伸ちゃんを守る。 何があっても ずっと!」
拓海は 僕に 近づき、グッと 抱き寄せた。
「俺、ダメなんだ…伸ちゃんが居ないと生きていけない…」
「拓海…」
拓海の気持ちが どんどん心に染み込んできた…。
最初のコメントを投稿しよう!