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それが証拠に‥
「ごめ~ん♪待った?」
「いや。俺も、さっき来たとこやで。」
四つ上の彼は社会人。
別に付き合っているワケじゃ無い。
向こうは、どう思ってんのか知らないけど‥。
「愛花、どこ行く?」
「んー、カラオケ♪」
あたしは、すきでも無いオトコの腕に自分の腕を絡めて、夜の東通を歩いた。
超ミニのスカート。
胸を強調させたチュニック。
サラサラのロングヘアは、マットなゴールドに染めている。
夏休みに入って間もない7月下旬。
通り過ぎるオトコ達の好色な視線を感じながら、あたしは彼とカラオケ店に入った。
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