擂沁鬼龍風霧の過去其の参

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幾多の戦がそれからもおこった そのたびに擂沁は鬼化してしまい圧倒的な武を振るい続けた そんなある戦後 信長「皆の者!勝鬨をあげよ!」 兵「「「「「オーーッ!」」」」」 藤吉郎「親方様、今日もやりましたな」 兵「報告します!」 光秀「どうした?」 兵「はっ、擂沁様が御乱心です!」 信長「なに?今どこぞに居る?」 兵「先方隊のところでございます!!」 兵「助け…」 ズバッ 兵「ぎゃーっ」 信長「風霧!何をしておる」 風霧「…………(ギロッ)」 ダッ 光秀「危のうごさいます!」 ガキン 光秀「擂沁殿!しっかりなされよ!」 風霧「……………」 幾度なく打ち合っているうち徐々に光秀が押され始めてきた 光秀「クッ…」 信長「サル、槍を持ってこい!!」 藤吉郎「は、はい」 槍を手に取った信長は光秀が飛ばされた合間をぬって一気に突き出した 風霧「!!」 ガキン ヒュンヒュン…サク 影時雨で一撃を受け止めたが耐えきれず折れて吹き飛んでしまった 信長「ふんぬ!」 ドスン 石突きで擂沁の溝を突き飛ばした 風霧「ガハッ」 ドサ 信長「こやつは儂が連れて帰る!光秀は風霧の刀を持ってこい!」 光秀「承知致しました」 藤吉郎「しかしいきなりどうされたんでしょうかな?」 この時1576年安土城に本拠地を移した年である
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