擂沁鬼龍風霧の過去其の参

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さらに1年がすぎ住職から文が届き1人でむかった 風霧「ごめん」 住職「お待ちしておりました、どうぞ」 手渡された弓は絵に書いた通りの姿に出来上がっていた 住職「弓の弦は力士5人で張らしていただきました」 そう言うと矢を渡した 風霧「住職…」 住職「構いません、擂沁様がきずいてらっしゃる通り…あの槍『龍騎竜胆』を造り出した罪は死でしか償えません」 風霧「その槍は今どこに?」 住職「わかりません…擂沁様、私は疲れました」 背中を向け座りこむ住職 風霧「……………」 キリキリ ヒュン バッ ドサ 風霧「ありがとう…安らかに眠ってくれ」 住職を寺の庭に埋葬し城に戻った 風霧「…そういや信長に言ってないことがあったな」 信長「なんじゃ唐突に?」 2人月を見ながら天守閣で酒を飲んでいるとふと話かけた 風霧「こんな事言っていいのか解らんが…お前は京の都にある本能寺で…」 信長「死ぬと、そう言いたいのか?」 風霧「俺が知る歴史ならな…、今ここに俺がいる時点で歴史が変わっているかもしれないからハッキリとしたことは言えない…だがそうなるかも、って頭に入れといてくれ」 信長「辛気の臭いことじゃ、ワハハハ」 そして5年後光秀によって信長は本能寺で姿を消した
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