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江東に着いた俺たちは変わり果てた城下町に唖然としていた
亞沙「酷い…」
ベレッタ「かの有名な織田信長らしいな」
風霧「!!、2人共動くな」
ガサッ
信長「流石は風霧よのう…よく見破ったな」
藤吉郎と竹千代を連れ目の前に表れた信長は笑顔でこちらを見ていた
風霧「なぜこの世にいる?」
信長「あの時お主と共に火にのまれたと思ったが、目を開くと白一色の部屋におってな…」
藤吉郎「そこで白装束の連中にこちらで天下を取らないか誘われていまに至ります」
竹千代「貴方はもともとこちら側の人間、戻ってこられては?」
風霧「断る!今の俺には護るべき仲間や友、そして家族がいる…素直に元の時代に帰れ」
信長「それは出来ん相談だ…儂は日の本、そして大陸全土を手中に納める!」
風霧「ならば戦うしかないな」
信長「じゃな…心配はするな7日待ってやる、家族とやらと別れ惜しんでおけ」
風霧「……舞おうよ舞おう」
信長「血肉舞い散る剣舞の舞を」
2人はこの言葉を最後に両本陣に戻っていった
そして同時に開戦の火蓋が切って落とされた
その晩
コンコン
風霧「どうぞ」
がちゃ
雪蓮「沁…」
風霧「どうした?雪蓮らしくもなく寝付けんか?」
雪蓮「そんなんじゃない!ただ何となく…この戦が終わったら沁が居なくなっちゃう気がして」
風霧「まっ、可能性は有るわな…」
2人「「実は!」」
風霧「なんだよ…」
雪蓮「沁こそ先に言いなさいよ」
風霧「いや、やっぱいいや」
グイ
雪蓮「きゃっ!?」
風霧「これ以上は言の葉は要らぬな?」
雪蓮「(コクッ)」
きっかけは義母が平安の時代に飛ばしたことだった
そこで実親と再会し秘められたチカラを解放できた
実父が死にまた時代を超え友ができた
三国の世で家族と出会い好きな奴が出来た
俺は誓おう…こいつらを守る!なにがなんでも守りきってやる!
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