悪夢の終わり

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それから、イズミさんは週に一回のペースで研究に協力して貰った。 相田がたまに様子を見に来た。 イズミさんに何も変化が無いから相田からまた提案があった。 「悪夢を見せ続けるとどうなるんだね?」 相田はしつこく僕に言ってきた。 僕は仕方なくイズミさんに悪夢を見せる事にした。 一回目は変化無し、異常も何もなく無事に終わった。 二回目も変化無し、多少脳波に乱れがある程度だった。 「先生、被験者が目を覚ましました」 看護師の声で僕は我に返った。 僕は被験者の元へ様子を見に行った 。
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