始まりという名の終わりの書

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何も知らなかった だからこそ僕は幸せだった 全てを知っていた だからこそ君は誰よりも強かった 信じれば裏切られること それは誰もが知っている それでも・・・唯、信じていたかった たとえ間違っていても 過ごした日々は大切な物だから 「さよなら」する気はない たとえ裏切られても、それしか道がないのだから 許されない想いと引き換えに 僕の命を捧げよう 僕に残された時間と 君に残された時間 わずかだが共に歩もう 泡のような夢 儚い物語を  さぁ、もう一度 終わりなき物語を始めよう 運命の物語を・・・ 『君が君でよかった』 第一話 夢の中の私と現実の僕 物語は始まった 百年前の終りの物語を 今、再び・・・
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