さぁマイリー学園へ!

8/8
1188人が本棚に入れています
本棚に追加
/339ページ
その言葉にルナは不適な笑みを浮かべた 「先生、私、主旨魔法より補助魔法の方が得意ですよ? 想も緑も使えます」 「そうか…」 と言ってトルカは腕時計を見た 「ヤバ…ルナ、三階右奥から二番目が2-A、お前のクラスだ。 鐘がなるまえに、ドアの前に来とけよ。 じゃ、<転移>」 そう言って、トルカは転移した 「さすが、南のギルド幹部。 転移は上級魔法なのに詠唱破棄で使えるのね…」 ルナは呟きながら、一階に戻った 保険室辺りで時計を見ると、8時38分だった 時計の下に貼られている、時刻表を見ると、次の鐘は8時40分だった 「ヤバい…<転移>」 ルナは三階に転移した [三階、右奥] 「うわ、気分わるっ」 ルナの目線から見えるのは、何十メートルも続く長い廊下。 ルナがいる場所から少し離れた場所に、1-Aと書かれたプレートが見えた その近くにトルカが立っていた ルナがドアに近づくとトルカが気付き、手を振った 「トルカ!!」 「やっと来たか。 そろそろ授業が始まる」 その時…キーンコーンカーンコーン 鐘が鳴り響いた 「じゃあ、俺が呼んだら入ってこい」 そう言って、トルカは教室へ入った トルカが教室に入った途端、ザワザワだった教室が一気に静まりかえった 「HRを始める 今日は転入生が来ている」 その言葉に静かだった教室が一気にうるさくなった 中からは 「女!?男?!」 「美人!?」 「秀才?!」 そんな声がルナにも届いた (あんま期待しない方がいいと思うけど…) ルナはそんな事を思っているが、ルナはかなり美少女なのだ 可愛いというよりは、綺麗な顔立ちをしている ルナがそんな事を考えているとトルカの声がした 「女だ…それもかなり美少女だぞ?」 その瞬間男子の叫び声が聞こえる 「ルナ、入れ」 (えぇ!今? 期待裏切ってゴメンね…) ルナは、静かにドアを開けた ドアの開く瞬間、シーンとなる だが、ルナが一歩進むと、物凄い歓声が沸き起こる
/339ページ

最初のコメントを投稿しよう!