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「ちょっ、トルカ!
耳元で囁かないで///」
私はトルカにしか聞こえない声で言った
そして、ニコッと微笑むと
「ルナ.リバニアです
北の街[グランバニア]から来ました。
ランクはEで属性は水です。
補助魔法が得意です
仲良くしてください」
最後にもう一度微笑むと、トルカの方に顔だけを向けた
「よし、ルナは窓際の後ろから二番目だ」
私はそう言われて、自分の席を見ると、その席の後ろに見覚えのある懐かしい少女が私を見ていた
その子は、銀色の髪に紫がかったウェーブのショートで、瞳は銀色だった
(あの子…どこかで…)
思い出そうとしたが、頭痛がしてきたので、考えるのを止め、席へと向かった
私が席に座ると、後ろから声がした
先程の銀髪に紫がかったウェーブの少女だった
「……ねえ、私に見覚えない?」
その言葉に、不思議な感覚がした
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