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「大人しく俺の筋肉になってもらおうか!」
『それならセクシーの無駄な脂肪になった方がマシだ!!』
当人がこの場にいたら笑顔で殺されそうな事を叫び、青頭巾ちゃんはぎりりと歯を食いしばりますが、もう武器は隠し持っていません。
「喚いてろ!これでやっと飯が――…」
『そこまでだ!』
「なッ!?誰だ!?」
声のした方向を見ると、そこにはライフルを構えた男が立っていました。
「情報屋!!」
青頭巾ちゃんが安堵の声をあげます。
「おっと、今の俺は狼を狩ることを生業としている謎の猟師だ、間違えないでくれ」
冷静さを取り戻した青頭巾ちゃんは「そんなことは本当にどうでもいい」、と内心で思いましたが、バファ○ンの半分の気持ちで口には出しませんでした。
「新手か…!」
肉体狼さんが悔しそうに顔をしかめます。
「動くなよ。動けばこの細身で女性にも扱いやすくスリングを肩から下げて撃つと連射時も反動が少なく済むSVVライフルが」
『無駄口はいいから撃て!!』
バファリ○の効き目の切れた青頭巾ちゃんが我慢出来ずに口に出しました。
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