誕生日プレゼント【藤島時央】
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「あ、あの、今日お誕生日ですよね? もしよかったらなにかお祝いをと思って……その、お食事とか……私おごりますよ?」 思い切って、つとめて明るく言ってみた。 藤島さんはちょっと驚いたように顔を上げて私を見た。 「………………そっか。そういや今日だったな」 もしかして、自分の誕生日、忘れてた?
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