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沙「…無いとは言えないわね。」
未「どんな人?あたし達知ってる?」
沙「知る訳無いでしょう、私が転校して来る前の話だから。」
未「ふぅーん…で、その時どうだった?」
沙「どうって?」
未「もう!だからあ…ドキドキしたとかぁ、悲しくなったりとかぁ…しなかったの?」
沙「…したわね………でも同時に男って所詮、皆同じなんだって思ったわ。」
未「ん?どういう意味?」
沙「……あまり話したくないんだけど。」
未「今でも傷ついてんの?」
沙「傷ついてはいないけど…思い出したくも無いから。」
未「じゃあ、今日が最後って事で!…ね?」
沙「はあ…分かったわよ。」
そう言うと沙羅は腕を組み、席に座って話しはじめた。
沙「彼は真面目で…顔も良い方だった。
彼に『付き合ってほしい』って言われたの。私は彼にそれなりの好意を持っていたし、学校の親友に相談したら…
『分かんないなら付き合ってみたら?』
って言われたから、付き合い始めたの。
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