580人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
白と黒
出会いっていうのは結構大事で、時にはそれが一生に関わる場合だってある。
まぁそれは二十歳を過ぎた頃に思うようなことだと思う。
俺だってつい最近まで思ってたくらいだ。
しかし、出合いというものは唐突で───
───いかに理不尽なものなのだろうか。
真っ黒な世界にそれは眩い光となり、一気に真っ白に変えてしまうなんて…。
始まりは五月の頭。
日々平凡で退屈な毎日を送っていた俺の前に─────
───────彼女は現れた──────
最初のコメントを投稿しよう!