始詞

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始詞

紅の華も銀の華も  夢幻のように儚く   千の風にのり千の華  びらと化す   ましてや無限の循環  を持つ太陽でさえ常  に栄えてはいないのだ  から 陰があれば陽があり 明があれば暗がある   やがて枯れる華を栄せ  続けることはできない   人は何が儚いのかを  理解していない   全ての人の営み   全ての人の野望   全ての人の夢   すべては儚いもので  得ることはできても   いずれは失う   なんせ儚きものとは人の夢  なのだから
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