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「なにいってるのキョン、有希と古泉くんは読めるわよね」
古泉は微笑を浮かべ、長門はいつも通りショートヘアーを1ミリも揺らさずにプリントを凝視している。
「ほらね」
なにが、ほらねだ。まぁ、古泉はともかく長門は読めているだろう。
ちなみに、俺と朝比奈さんは当たり前にわかっていない、というよりわかっているはずがない。
何を隠そうこのプリント、すべて英語で書かれているのである。
おいおい、俺はいつから外国人になったんだ?
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