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夜が来た
私の恐れる夜が
夜は孤独
真っ暗闇の中で
私は今にも消えそうで
孤独は恐怖へと
姿を変えて
私に迫り寄ってくる
私はいつも負けてしまう
迫り寄ってくる彼に
私は彼を消すために
痛みという選択をする
彼は痛みの大きさと
反比例する
痛みが大きくなれば
彼は小さくなっていく
もっと
痛みが大きくなったら
彼はついに
消滅する
私は一瞬だけ
彼に勝ったと思い込む
けれど
すぐに気付いてしまう
私は彼に
負けたのだと
何故なら
私は
間違った選択をしたから
彼を消すために
痛みは
間違った選択
何か
違う選択肢があるはずで
けれど
それが何なのか
分からなくて
結局
私は傷みを武器にして
彼を消滅させていく
そして
彼が消滅した瞬間
私はいつも
後悔する
また
傷みを武器に
変えてしまったと
私は早く
抜け出してしまいたい
この苦しみの
ループから
.
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