2人が本棚に入れています
本棚に追加
勇士「痛った…。」
いきなりなんだよ…。
女「ごめんなさい!!本当ごめんなさい!!大丈夫ですか!?」
勇士「大丈夫じゃない。早く降りて。」
あっ、と言うとその女は俺の上からどいた。
よく見ると俺と同じ制服に身を包んでいる。
真っ直ぐな肩ぐらいまでの黒い髪を整える。
その姿には見覚えがあった。
女「すいませんでした!」
謝りながらニッコリと笑う。
勇士「…恵美花?」
恵美花「え?そうですけど‥。え?勇士?」
間違いなく、恵美花だった。
もう6年も前だ。
雰囲気も顔も髪型も変わるのは当たり前。
勇士「同じ高校に通うなんてな‥。」
恵美花「だね…。って!遅刻!!」
あ、やば…。
完全にアウトだ…。
最初のコメントを投稿しよう!