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ザーー
…ﾆｬｯ…ﾆｬｰ
雨の中、微かに聞こえる猫の声
弱々しい鳴き声をもとに探してみると
段ボールの中に１匹の子猫
どうすっかなぁ…
俺は今すぐにでも連れて帰ってやりたい所なんだけど、
家で俺の帰りを待っているだろう大きな猫ｻﾝが何て言うか…
悶々と考えるけど答えなんて出なくて…
｢よし!聞いてくるからちょっとここで待っててな｣
って子猫に言って濡れないように俺の傘を置いてきた
｢ただいまー、上田タオル持ってきて!｣
大きな声で言えばトテトテとタオルを持ってきた上田。
｢お帰り!はい、タオル。
風邪引かないようにね。｣
あぁ、やっぱあったかい。
心配してくれる人がいる。
俺の帰りを待ってくれている人がいる。
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