894人が本棚に入れています
本棚に追加
エレベーターの中一一
車内では運転に集中してたせいか気にならなかった、聖の息を吐く音、吸う音、微かに服がこすれる音にさえ敏感に耳が音を拾った。
ヤバい!!
って思った時にはもう体が動いてて、聖の唇と僕の唇が重なっていた。
自分が何を喋ったかなんて全然わからなくて、ただ聖の体温はリアルに伝わった。
どうしよ!?って焦ってたら、背中に聖の手が回った。
「おっ、おれ………俺も………俺も田口のこと………す、好き…っ……好き…だよっ」
思いもよらない返事が返ってきた。
ねぇ、分かってるの?
僕は聖が全てなんだよ?
ずっとずっと一緒にいてほしいんだよ?
そんなドロドロとした思いは今は封印して、エレベーターの中で聖とのキスを楽しもう!!
聖、大好きだっ!!
End
最初のコメントを投稿しよう!