猫日記Ⅱ

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たっちゃんは、ゆっちを動かすのに疲れたのか、そのまま動かなかった。 何分か経ったころ、たっちゃんが急に立ち上がった。 そして寝室に行くと口紅を手に持ってリビングに入ってきた。 あ、あの口紅は前にゆっちがたっちゃんに女装させたくて買ってきたやつだ。 何するんだろう…て思ってたら、たっちゃんがその口紅でゆっちの顔に落書きをし始めちゃった! 最後に僕の右手に口紅をベタベタに塗って、ゆっちにペタペタ跡をつけさせて終了。 たっちゃんは僕の右手を持ってお風呂に移動して、綺麗に洗ってくれたんだ。 それで、僕が何であんな事したのかな、って疑問に思ってたら 「雄一が俺を放っておくからお仕置きしたの。」 なんて寂しげに言われたら僕もそれ以上何も言えないじゃん? だからま、いいかって納得してたっちゃんと一緒にベッドで寝たの。 もちろんゆっちはソファだよ♪ .
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