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赤西が待っているだろう店についたのは、オフィスで赤西と別れて4時間後だった。
これでも超特急で終わらせたんだからな!
赤西が指定した店は、俺が初めて来る所で外観はとても綺麗だった。
中に入ってビックリ。
てっきり料理屋かと思ったら、静かなバーだった。
「あ、ハゲ丸きたーっ!」
すでに出来上がってるやつをカウンターで発見。
「お前もうそんなに飲んだの?」
赤西の隣に座る。
「あ、すいません。車なんでウーロン茶お願いします」
バーテンダーさんにそう言って、遥か彼方に視線がいってる赤西の横顔をみた。
「どうしたんだよ。」
聞くと赤西は泣きそうな目をして俺を見た。
「亀ちゃんと喧嘩したの。」
ん?あぁ彼女か。
「うん、それで?」
出てきたウーロン茶を飲む。と、同時に赤西から爆弾発言。
「亀ちゃん俺と一緒の男なのに、全然心が読めないっ!」
シクシクみたいな音が似合いそうな泣き方をする赤西。
ちょ、ちょ、ちょい!
え゛!?男!?What!?
混乱している俺に気づいたのか赤西は、俺が今男と付き合ってる事言ってなかったっけ?と言ってきた。
言うも何も…お前とこんな話するのも何年ぶりかだろ!!
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