幕末の地に舞い降りる

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ん……――。 ここは? ゆっくりと重たいまぶたをひらく。 目の前に広がるのは…… 桜? あれ……今は夏のはずじゃ? 私あの箱をあけようとして……なんか光って…… で、どうしたんだっけ? 何で外にいるの? 「……海斗は?」 周りを見渡すがあるのは一本の大きな桜の木と草原だけ。 夢? 次から次へと疑問が舞い降りる。 「まぁ……夢ならちょっと歩いてみるか」 妙にリアルだなと思いつつも丘を下っていく。 下りきるのにそんなに時間はかからなかったが…… そこにあった光景は 「は?着物?」 ビルなどの高い建物はなく古そうな建物が続いている。 人々はみんな着物やはかまをきて…… 「刀!?」 .
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