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「わかったわよぉ…」
しぶしぶといった様子で雅が辺りを見回す。
「さっきの声、どっから聞こえた?」
「えぇっと…天井じゃなかったかしら」
「………」
「………」
「「そこかぁ!!(そこねっ!!)」」
同時に天井に向かってナイフを投げつけた。
ガコッ!と音がして天井の板が外れる。
そこにじいやの姿は―ない。
「ほっほ、引っかかったのぅ。そこにあるのはわしの声を録音した機械だけじゃ」
「ちょっと、今の言い方私たちのことどっかで見てるってこと?」
「くそ…バカにしやがって…」
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