序章

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「お前が消えないと鳥山さん、俺のこと忘れてしまいそうだしさ。な?俺のためにかっこよく死んでくれない?」 チャオズはそう言い放った 天津飯は耐え切れず気功砲の構えをした 「昔はそんなキャラじゃなかったのに!もう俺の心の中で生き続けてくれ…!」 天津飯はそう言うとひたすら逃げ惑うチャオズを狙って気功砲を放った 「ちくしょおぉぉぉ!!!」 チャオズは日頃の声とは裏腹にものすごく低い声で叫び声をあげた これで全て終わった… 天津飯は今までのチャオズとの日々を思い出していた… チャオズが天津飯の靴に画鋲を入れていたこと 天津飯に対するブログでの悪質な書き込み 天津飯はランチLOVEと机に彫刻刀で掘られていたこと 鶴仙人様に「あいつ鶴仙人様の悪口言ってましたよ」と言われたこと 最終的には俺を早死にさせるために味噌汁の塩分高めにして食べさせていたこと… 天津飯からは大粒の涙がこぼれていた そんな日々ももう終わり… 俺のハッピーライフが待ってるぜ!と思っていると 「何を喜んでいる…?」 なんと気功砲を撃った方向から声がした 砂埃でよく見えない… バカな…?あの社会のクズは気功砲に耐えられるほどの力は持っていないはずだ…! 天津飯は驚きを隠せない 「私は今、究極のパワーを手に入れたのだ」 不老不死チャオズ誕生の瞬間である
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