繋がる心…

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繋がる心…

家の中は静寂に包まれていた。 電気の付いていない台所、リビング、廊下… 共働きの両親は、この時間帯家にいる事はない。 夕方から夜に繋がる変化の時。 俺はいつも一人だった。 外が薄暗くなりはじめた事に気付き、部屋の電気を付ける瞬間。何とも言えない寂しさが漂う。 だから、大嫌いだった。こんな気持ちになるなら、変わらないでほしい…ずっと… そう思っていた。でも、間違っていた… 明かりが漏れるこの扉の向こうには、変われる事の喜びを知ろうとしている自分がいる。 俺は、新たな一歩を踏み出した。
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