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「和也~降りて来なさい!!!」
とうとうお呼びがかかったな…
俺は重い足を引きずり一階へ
「ご飯よ~」
そこには笑顔の母の顔が。
「母さん、机の上に割れた皿があったろ?あれ俺なんだ」
母さんは不思議な顔をしてご飯をついでいる
「割れた皿?普通の皿ならあったけど割れた皿は無かったわよ」
俺は現実を受け止めれないでいた
確かに俺は皿を割った
しかしその皿は直っていて母さんは気づいていない
この力本物だ!!
俺は自然とニヤついていた
「お母ぁーさん!お兄ちゃんがニヤニヤしててキモーい!」
妹にニヤついた顔を見られたのかキモイと言われた
「うるせぇ」
俺は椅子に座り箸を握った
「イテッ!!」
手を見るとさっきの皿でやってしまったのか指から血が出ていた
こんなものにも気づかないとは俺のどんくささよ…
洗面台に行き手を洗い消毒しようと手を見れば傷がどこにも見当たらない
おいおいなんだよこれ。なんでも直しちまうのかよ。
俺はこの力に不気味さを感じた
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