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口の中に広がっていた血がいつのまにかなくなっていた。同時に喉の渇きも。
「飲めるかどうかって話。たしかに自分で確かめて正解だったよ」
隣にいる君は笑った
本能でしか感じる事の出来ない顔
でも確かに笑った
「立ち止まったのがお前で良かったよ。これでお前もこっちの住人だ。その力、どう使うかは君次第だがくれぐれも注意しなよ。それじゃあ俺は行くな。」
そう言うと振り返って歩き出した
「ちょっと待って!!力って何?こっちの住人って??」
俺は走って彼を追いかけたが一向に近づけない
こっちを振り返って君が言う
「おいおいまた聞くのかよ?さっき言ったよな。答えを見つけるのはどうするのがいいか。君なら大丈夫。だから君にあげたんだ。」
彼はまた歩き出し見えなくなった
「どうすればいいか。水と一緒だ。答えは自…
そこで俺は目が覚めた
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