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宇宙（あ～、何か無いかなぁ。
………！！）
宇宙は時間に余裕があるので好奇心に負け裏路地へ入ったが、
まさかのナンパ中で強引に連れていこうとする中年太りでハゲかかったオッサンと目があってしまった。
オッサン「おい！こっちこいよ！
早くしないと誰か…っ！！」
???「……………。」
宇宙「……………。
…………何してんの?」
宇宙（今時こんな事やってる馬鹿いるんだなぁ。）
宇宙はオッサンを冷ややかな眼で見ながら聞いた。
オッサン「ななな何もししてないよ。ﾁｯ！
あっ！会社行かないと！！」
宇宙（いや、明らかにしてたでしょ。
しかも舌打ちしやがった。
とりあえずあの娘助けますか。）
宇宙「白々しいんだよ！ 糞が！」
ﾊﾞｷｯ！！
オッサン「グホッ。」
オッサンは腹を殴られ小一時間程の睡眠に入った。
???「……………。」
宇宙「えと。大丈夫？」
???「……ｺｸﾝ。」
宇宙「そう。ならよかった。」
???「………ぁ……。」
宇宙「?」
???「……ぁりがと。」
宇宙「どう致しまして。
あっ、ﾔﾊﾞ。時間無いや。
じゃあまたね。」
ｶﾞﾁｬﾝ！
ﾀｯﾀｯﾀｯ
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