美夏の話

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『レベル上げ手伝ってあげようか?転職するまで辛いでしょ?』 私はノビさんに向かって話しかけた。 (また姫の世話好きが始まったよ…。) アルが他の人には見えないパーティーチャットで独り言のように呟く。 (だってほっとけないよ~。アコライトになるのにも苦労するもん。) そのパーティーチャットで私も呟いた。 (はいはい。お姫様の仰せのままに) アルは画面上から消えた。 『あれ、ウィズさんが…。』 ノビさんがオロオロと呟く。 『ああ、心配しないで。ほら。』 私はキャラの向きを変えてある方向を向く。
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