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「なぁ、神ちゃんよぉ…」
「何?」
「俺らがさぁ、もしもキング・オブ・コント決勝なんかに上がっちゃっててさ、優勝なんかしちゃったりした日にゃ、どーするよ?」
「どうするって、そりゃあ…嬉しいに決まってるじゃない」
「凄ぇぞーマスコミの力って…」
「どうゆう事?」
「こうやってお前と悠長に牡蠣なんざ食ってさぁ…こんな事でもしてみろ、」
浜ちゃんが僕のお尻をガシリと鷲掴んできたのが余りに唐突すぎて、僕は思わず「ひぁっ!」と甲高い声を上げてしまう
「なっ、何すんの、いきなりぃ!!」
「『ハマカーン、異常なるコンビ愛…オイスターバーにて神田、悶絶の絶叫』…スッパ抜かれるぜぇ~フライデーに」
「そんな事、ある訳…」
「さぁ~どうだかなぁ~」
悪戯そうにキヒヒと八重歯を見せて笑う浜ちゃんに、僕は一気に顔面が熱くなり、それ以上何も言えずに俯く事しか出来なくて…
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