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「待ちなさい●●●。少しななよに少し話しがあります」
静止を促す◎◎◎の声。
既にななよの手を引いて走り出そうとしていた●●●は、いきなりの事で躓きそうになる。
「いきなりどうしたのお兄ちゃん?」
「いや、今思い出した事何だが……ななよのデバイスが動作しているか確かめたくてな。すまんが召喚してくれないかななよ」
「了解しました」
●●●に頼まれ、静かに目を閉じるななよ。
未だ慣れていないななよは集中し、時間をかけて己の使役する使い魔に呼びかける。
「顕現せよ……◇◇◇」
すると、ななよの左肩辺りに光の粒が現れ、ゆっくりと集まりだす。一つ一つは小さな粒が合わさりながら、徐々に人の形を帯びてゆく。
そして最後の一粒が合わさった瞬間、光が消え姿をその姿を見せる。
荘厳とした鎧を全身に纏い、己の身程はある大剣を携えた……
二頭身のデフォルト化された可愛らしい騎士が、ななよ左肩に現れる。
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